2010年10月06日

ソルトスプリングアイランドの自然生活<動物編>

ソルトスプリングアイランドの自然生活でご紹介しましたyasueさんからその後のお便りが来ました。とってもうらやましい生活です。たくさん書いて下さったので、2日に分けて投稿します。今日は1回目。<動物編>です。

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僕は相変わらず欲張りで、バタバタしています。ユックリ、読書やセーリングを楽しむ余裕もありません。僕は皆様に「地球の為にも、世の中の皆が農的生活をすることだ」とよく言いますが、家の周りで生産活動をしていると、どうしても色々目に入りすぎ、頑張りすぎてしまいます。木から落ちて手足でも折るか、少し牢屋にでも入らないと「燃え尽き」てしまうかもしれないと思っています。今度日本へ行ったら断食道場にでも行って見ようかと思っています。

欲張り性格は食べ物に対しても同じで、おいしいものがあれば何でも手を出して、料理し貯蔵したりします。食べるときも、目の前に食べ物があればどれだけでも食べます。人に対しても、誰にも声をかけ誰でも家に連れてきます。家族は大変です。

農場ではまず2匹の子を産んだ雌羊は、生まれた子供が雌ばかりであったため、ご褒美に餌をあげ過ぎたら、胃袋の中にガスがたまり過ぎて、動くことも、頭も持ち上げることも出来なくなり、「多分ダメかもしれない」と言われるまで弱りました。

普段餌を与えられていない草食動物がたくさんの、特に穀物を胃袋に入れると、胃袋のシステムが複雑で、このような重大な事が起こるそうです。子供達は、可哀想ですが母から離し、ボトルフィード(哺乳瓶育て)を始められました。

ボトルフィードを始めると、子供達は人間を親だと思い可愛いいですが、旅行の時も車に乗せて行かなくてはならない場合もあり、困ったことになったと思いました。しかし2,3日間、獣医や友人達の助言で色々な介抱が効いたのか、この母親は回復しました。 

こんなことをしているうちに、この母親が去年産んだ娘も一匹雄を産みました。こちらは、母親が若すぎて産んだ子供が何だか分からない感じで、産み落としたままで他の姉妹達とどこかへ遊びに?行ってしまいました。「もうボトルフェッド羊を増やすわけにはいかない」と、リンゴなどで母親を子供のところへ何回も誘導しているうちに、何故か「自分が産んだ子供だ」と気が付いてくれて、今はこの3匹とも元気に飛び跳ねています。鶏類も同じですが、元気な子供達は用事もないのに良く動き、見ていて飽きないですね。

我が家の動物は、ほとんど餌を頂かないで自然にあるものを一生懸命食べるという「野生飼い」です。ケチで残酷な「ヤスエ飼い」という意見もあります。勿論卵などの生産性は悪いし、広いところを動き回るから鷲や鷹など天敵にやられることも多く、かえって手間はかかるときがありますが、卵も肉もこれが一番と僕は信じています。

しかし鶏だけは、お客が沢山あって沢山の卵が必要なときだけ、沢山餌を頂いて卵を産むという、「自動販売機」のように利用されています。今年は世の不景気の為か、多くの雌が同時に卵をき始めました。不景気、、、客の少なさ、、、餌を頂く頻度の少なさ、、、母親達が危機感を持つ、、、、
(そうすると水や栄養の足りない野菜が「早く実を付けようとするとする」のと同じで)子孫を早く残そうとする、、、と「風が吹くと桶屋が儲かる」しきに繋がったと言うのが僕の説です。とにかく、ほぼ同時に鶏20羽、ダック4羽生まれました。

こちらとしては、出来るだけ少ない母親に眠るときの保温と子供の教育をさせて、他の母親には卵の生産活動に戻っていただきたくて、夜のうちに、子供を選ばれた特定の母親の羽の下に少しづつ集めるようにしました。夜は問題なくても、朝になってなぜか「違う??」と分かってしまう母親もあり、毎晩のように母親や雛を移し変えました。そして、ついに20羽の雛を一羽の母親に抱かせることは成功しました。20羽のヒヨコを一度に抱える姿は、羽根の間から顔を出すヒヨコや、背中の上で快適そうに眠るひよこがいたりして大変面白いです。

ダックの雛4羽はどうしてもバレテしまい、卵の時から温めている雌しかダメでした。 しかし少し大きくなると、鶏のママ母が虫などを見つけて呼んでも好みが違うのか無視することもあるし、ママ母が止まり木に誘っても、この種のダックは飛ぶことが出来ないからついてこないし、ママ母は夜も地上に子供だけ取り残して、自分だけで高いところにある寝場所に不貞腐れ寝するようになりそうでした。

しかたなく夜だけダック用に電燈の熱を使うことにしました。現在は鶏の雛も、全員親から離されて充分餌を頂いて飼われています。これらの子供達は、毎夜のように無理に親から離され、色々な母親を試させられたりしたためか、人間不信は大きくて、僕が近寄ると必要以上に大騒ぎして逃げるようになりました。

ここまで書いて思い出したのですが、もう一つウコケイのツガイをカナダ人の家に買いに行ったとき、彼らが捕まえるときも優しく声をかけながら優しく抱き上げたり抱き下ろしたりすることに気が付きました。さすが、このウコケイは性格が良くて我々のペットのようになっています。西洋人を見ていて感心するのは、動物達に対しても、赤ちゃんに対しても、割と差別、区別なく話しかけることです。人間の子供にも妻にも、いつも優しく声をかけるのが大切なようですね。

続く…


posted by myk at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | カナダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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